ALSとはAmyotropic Lateral Sclerosisの略で、日本語名では筋萎縮性側索硬化症と呼ばれています。
人間がさまざまな部位を動かす動作は脳の運動ニューロン、末梢神経からの命令を筋肉に伝えることが行われますが、ALSに発症するとそれらが侵されてしまい、進行すると自身では筋肉を動かせなくなってしまう病気で日本国内でも難病に指定されました。
現在は決定的な治療方法が確立されていませんが、世界中の研究者の間で原因の究明に日夜懸命な研究が行われています。
人間が自分の意思で部位を動かすときには随意筋と指令を伝える運動ニューロンが機能しますが、これがALSの発症によって死滅したり変質したりすると指令が正常に伝わらなくなり、筋肉を動かし難くなり筋肉が痩せてしまいます。
ALS発症後
ALSが発症すると運動ニューロンには大きな影響を与える一方で、自律神経や知覚神経にはほとんど影響が無いため五感を司る神経には障害が出ることはありません。
一例をあげると、もしも手に痛みを感じれば反射的に運動ニューロンが働き手を引いて避けようとしますが、ALSが発症している場合には痛みは感じるものの手を引くことはできません。
ALSで影響を受けるのは自分の意思で動かせる筋肉の随意筋に関与している運動ニューロンで、心臓やその他の内臓など自分が意識しなくても自動的に動き続ける不随意筋に関与している自律神経にALSは影響を及ぼさないため、心臓や消火器などは正常に動き続けます。
ALSならみかも訪問治療院へ
ただし、呼吸については随意筋で動く呼吸筋と自律神経の両方が関与しているため、ALSによって運動ニューロンが侵されてしまうとやがて呼吸筋の動きが弱くなって呼吸困難に陥ってしまうほか、会話がし難くなることもあります。
現在日本国内では8000人を超える患者さんがいると言われており、発症のメカニズムの完全なる解明と決定的な治療方法の確立を早期に実現することが求められています。
みかも訪問治療院ではALSの進行を遅らせ、神経を回復させる施術をしております。ALSは早期の発見、治療が大切です。一度ご相談ください。