半身麻痺について

医学用語で、身体機能の一部が損われた状態を麻痺と言います。その症状は、全く動かすことが出来ない状態か少しは動くのかで分けられますし、症状が出てくる部位によっても名称が異なります。

もしも全身が動かせないのであれば四肢麻痺です。でも身体の右側か左側のどちらかは正常に動き、どちらか一方のみに麻痺が発生するというなら、半身麻痺ということになります。

その原因として多く考えられるのが、脳血管の障害です。脳出血や脳梗塞とありますが、損傷範囲が限定される脳梗塞の方の場合に、半身だけ障害が出てくることが多いでしょう。くも膜下出血から現れることもあります。突然に激しい頭痛が起こったら要注意です。

脳血管の障害で突然に倒れて、その後体が動かせなくなったというのはよくあることですが、徐々に起こる半身麻痺というのもあります。

頭部に外傷を受けてから、数ヶ月から数年経過してからようやく現れるのです。これを慢性硬膜下血腫といい、ほんのごく僅かの軽い外傷でも起こることはあります。

特に中年以上の男性でアルコールを多く飲むという方に現れますから、飲みすぎには注意することや頭を怪我したらたとえ軽いものであっても取りあえずは病院で検査してもらっておくこと、何らかの異常を感じたら早めに受診することなどを心がけましょう。

 

失語症になる可能性も

麻痺と言っても体が動かなくなるというだけではありません。

もしも左半身の場合は右脳が関係するのですが、こちらは情緒や直感を司る部分です。失認・性格変容といった症状が起こったりします。一方左脳は言語や論理を司るところなので、失語症になってしまうかもしれないのです。

半身麻痺を防ぐには、まずは脳梗塞を引き起こさないことです。塩分の摂り過ぎや喫煙・暴飲暴食といった普段の乱れた生活はやめて、もう一度食生活を見直すようにしましょう。適度な運動も取り入れるようにするのもおすすめです。

たとえなったとしても、脳は損傷部位の役割を他の部位が代行する能力もあるため、リハビリである程度は障害を克服することが出来ます。諦めるのではなく前向きに頑張ることです。

 

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みかも訪問治療院ではマッサージと機能訓練をいたします。リハビリで十分な回復ができない方、是非一度、みかも訪問治療院の施術を試してみて下さい。

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